四択問題
分野:リスク
少額短期保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 少額短期保険業者と締結した保険契約は、保険法の適用対象となる。
- 少額短期保険業者が1人の被保険者から引き受けることができる保険金額の総額は、原則として、1,500万円が上限である。
- 破綻した少額短期保険業者と締結していた保険契約は、生命保険契約者保護機構または損害保険契約者保護機構による保護の対象となる。
- 少額短期保険業者と締結した保険契約に係る保険料は、税法上、所定の要件を満たせば、生命保険料控除または地震保険料控除の対象となる。
解答
1
解説
1.は適切。保険法は生命保険契約や損害保険契約だけでなく、共済契約や少額短期保険契約にも適用されます。
2.は不適切。少額短期保険業者が1人の被保険者から引き受ける保険金額は、「死亡保険は300万円以下」「医療保険は80万円以下」など、保険の種類によって上限が異なります。
また、個別の保険金額だけでなく総額に関しても上限が定められており、総額は原則として1,000万円を超えることはできません。
3.は不適切。少額短期保険業者は保険契約者保護機構の会員ではないため、破綻した少額短期保険業者と締結していた保険契約は、生命保険契約者保護機構または損害保険契約者保護機構による保護の対象になりません。
参考・生命保険会社の保険契約者保護制度Q&A(生命保険契約者保護機構)
4.は不適切。少額短期保険業者と締結した保険契約に係る保険料は、所得控除の対象外です。仮に所定の要件を満たしたとしても控除を受けることはできません。
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