正誤問題
分野:リスク
契約転換制度を利用して、現在契約している生命保険を新たな契約に転換する場合、転換後契約の保険料は、転換前契約の加入時の年齢に応じた保険料率により算出される。
解答
✕(不適切)
解説
設問のとおり、不適切(✕)です。
契約転換制度は、現在加入している生命保険の積立部分(責任準備金)や配当金を「転換価格」として下取りに出し、新しい保険の元手に充てる制度です。現在加入している保険を解約して、その返戻金などを原資に新しい保険を買い直す、いわば車の「下取り買い替え」のような仕組みです。
生命保険の「契約転換制度」を利用して新たな保険に切り替える場合、転換後の新しい契約の保険料は、元の保険に加入した時の年齢ではなく、転換時(現在)の年齢に応じた保険料率で計算されます。したがって「転換前契約の加入時の年齢」とする本問は誤りです。
FP3級の学科試験では、本問の「年齢」に関するひっかけに加えて、以下のポイントも非常によく問われるのでセットで押さえておきましょう。
契約転換制度の重要ポイント
- 適用される年齢:加入時ではなく、転換時(現在)の年齢で計算される。
- 告知・診査の有無:新たな契約となるため、改めて告知や医師の診査が必要になる。
- 元の契約の扱い:転換価格として新しい契約に充当されるため、元の契約は消滅する。
田口先生
保険の「転換」は、言葉の響きから「元の契約を引き継ぐ(=昔の安い保険料のまま移行できる)」と勘違いしやすいのですが、実態は「古い保険を解約して、新しい保険に入り直す」こととほぼ同じです。新しく入り直すのですから、当然、現在の年齢で計算されますし、健康状態のチェック(告知・診査)も一からやり直さなければなりません。
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