四択問題
分野:ライフ
厚生年金保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 厚生年金保険の保険料の額は、被保険者の標準報酬月額および標準賞与額にそれぞれ保険料率を乗じて算出される。
- 厚生年金保険の適用事業所に常時使用される者のうち、65歳以上の者は、厚生年金保険の被保険者とならない。
- 育児休業等をしている被保険者にかかる厚生年金保険の保険料は、所定の手続きによって被保険者負担分は免除されるが、事業主負担分は免除されない。
- 遺族厚生年金の額は、原則として、死亡した者の厚生年金保険の被保険者記録を基に計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の3分の2相当額である。
解答
1
解説
1.は適切。現在の標準報酬月額は、1等級(8万8千円)から31等級(62万円)までの31等級に分かれており、標準報酬月額には基本給の他に、残業手当や通勤手当、住宅手当などの諸手当も含まれます。
2.は不適切。厚生年金保険の適用事業所に常時使用される70歳未満の者は、国籍・性別・年金の受給の有無に関係なく、厚生年金保険の被保険者になります。
3.は不適切。育児休業等をしている被保険者にかかる厚生年金保険の保険料は、所定の手続きによって被保険者負担分だけでなく、事業主負担分も免除されます。
4.は不適切。遺族厚生年金の額は、原則として、老齢厚生年金の報酬比例部分の額の4分の3相当額です。
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