2016年5月試験

FP2級 学科試験 2016年5月 問25(過去問解説)

四択問題

分野:金融

株式の投資指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 配当性向は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標である。
  2. 配当利回りは、税引後純利益に対して、当該利益から配当金として支払った金額の割合を示す指標である。
  3. 株価純資産倍率(PBR)が1倍以上であることは、理論上、株式時価総額が会社の解散価値を下回っていることを示す。
  4. 株価収益率(PER)を類似業種の企業間で比較した場合、一般に、PERが高いほど株価が相対的に割高であるとされる。



解答

4

解説

1.は不適切。配当性向は、当期純利益に対する年間配当額の割合を示す指標です。

配当性向(%)=配当金総額÷当期純利益×100

2.は不適切。配当利回りは、株価に対する1株あたり配当金の割合を示す指標です。本肢の説明は、配当性向に関するものです。

配当利回り(%)=1株あたり配当金÷株価×100

3.は不適切。株価純資産倍率(PBR)が1倍以上であることは、理論上、株式時価総額が会社の解散価値を上回っていることを示します。

株価純資産倍率(倍)=株価÷1株あたり純資産

4.は適切。株価収益率(PER)は、株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍になっているかを表す指標です。一般的に、数字が大きいほど割高、小さいほど割安と判断されます。

株価収益率(倍)=株価÷1株あたり純利益

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