四択問題
分野:金融
株式投資信託の一般的な運用手法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指す手法は、パッシブ運用と呼ばれる。
- 経済環境などマクロ的な視点から、国別や業種別などの配分比率を決定し、組み入れる銘柄を選定する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。
- 企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。
- 株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する手法は、バリュー投資と呼ばれる。
解答
2
解説
1.は適切。なお、ベンチマークを上回る運用成果を目指す手法は「アクティブ運用」と呼ばれます。セットで押さえておきましょう。
2.は不適切。本肢のように、先に国別や業種別などの配分比率を決定する手法はトップダウン・アプローチと呼ばれます。
ボトムアップ・アプローチは、国別や業種別などの配分比率を先に決めずに、個別銘柄を調査・分析して組み入れる銘柄を選定する手法です。
3.は適切。グロース投資は成長株投資とも呼ばれます。企業の成長性や収益性に特に着目して、組み入れる銘柄を選定する手法です。
4.は適切。バリュー投資は、割安株投資とも呼ばれます。同業他社と比べて割安に放置されている銘柄を中心に選定する手法です。
- グロース投資:企業の成長性や収益性に特に着目して、組み入れる銘柄を選定する手法
- バリュー投資:同業他社と比べて割安に放置されている銘柄を中心に選定する手法
田口先生
本問は、2018年1月試験の第23問や2021年1月試験の第23問とほとんど同じ問題です!
FP2級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP2級 過去問解説