2019年1月試験

FP2級 学科試験 2019年1月 問13(過去問解説)

四択問題

分野:リスク

総合福祉団体定期保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 総合福祉団体定期保険は、企業が保険料を負担し、原則として役員・従業員を被保険者とする1年更新の定期保険である。
  2. 契約の締結に際しては、被保険者になることについての加入予定者の同意および保険約款に基づく告知が必要である。
  3. 企業が負担した保険料は、その全額を損金の額に算入することができる。
  4. 災害総合保障特約は、交通事故などの不慮の事故による災害時に障害・入院給付金が支払われる特約であり、給付金の受取人は企業に限定されている。



解答

4

解説

1.は適切。総合福祉団体定期保険の保険期間は1年と決まっており、特に申し出をしないかぎり毎年自動更新されます。

2.は適切。総合福祉団体定期保険契約の契約にあたって、加入予定者の告知(現在の健康状態や過去の病歴などを保険会社に報告すること)と同意が必要になります。なお、診査(病院での健康チェック)は不要です。

3.は適切。なお、団体定期保険には、会社が保険料を負担するAグループ保険(総合福祉団体定期保険)と、従業員が保険料を負担するBグループ保険の2種類があります。

4.は不適切。災害総合保障特約の給付金の受取人は、被保険者となる役員または従業員です。ただし、被保険者の同意があれば企業を受取人にすることもできます。

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