分野:リスク

四択問題

 損害保険を活用した事業活動のリスク管理に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。

  1. 製造業を営む事業者が、工場の機械が火災により滅失するリスクに備えて、機械保険を契約した。
  2. 飲食店を営む事業者が、食中毒による休業により売上が減少するリスクに備えて、生産物賠償責任保険(PL保険)を契約した。
  3. 設備工事業を営む事業者が、役員・従業員の業務中のケガによるリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。
  4. 建設業を営む事業者が、注文住宅の新築工事中に誤って隣家の財物を壊してしまうリスクに備えて、施設所有(管理)者賠償責任保険を契約した。



解答

3

解説

 1.は不適切。機械保険は、工場の機械が何らかの原因で損害を受けたり故障した場合に備えて加入する保険です。ただし、火災や火災による爆発や破裂による損害は補償されないため、この保険では火災によるリスクをカバーすることはできません。

 製造業を営む事業者が、工場の機械が火災により滅失するリスクに備える場合は、火災保険に加入する必要があります。

 2.は不適切。生産物賠償責任保険(PL保険)は、製造・販売した製品や提供したサービスにより他人に損害を与えた場合に、その他人に対する損害賠償責任に備えて加入する保険です。休業による売上減少リスクはカバーされません。

 飲食店を営む事業者が、食中毒による休業により売上が減少するリスクに備える場合は、店舗休業保険に加入する必要があります。

 3.は適切。普通傷害保険はオン・オフに関係なく、家庭内・旅行中・業務中・通勤途中など、日常生活におけるほとんどすべての事故による傷害を補償する保険です。

 4.は不適切。施設所有(管理)者賠償責任保険は、管理する施設内における様々な事故により発生する損害賠償責任に備えて加入する保険です。一般的に工事に関するリスクは免責となるため、この保険でカバーすることはできません。

 建設業を営む事業者が、注文住宅の新築工事中に誤って隣家の財物を壊してしまうリスクに備える場合は、請負業者賠償責任保険に加入する必要があります。