四択問題
分野:リスク
契約者(=保険料負担者)および被保険者を同一の個人とする損害保険の税金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 契約者が不慮の事故で死亡したことによりその配偶者が受け取る普通傷害保険の死亡保険金は、相続税の課税対象となる。
- 契約者の自宅が火災で焼失したことにより契約者が受け取る火災保険の保険金は、非課税となる。
- 契約者が受け取る年金払積立傷害保険の給付金(年金)は、配当所得として課税対象となる。
- 契約者が受け取る保険期間10年の積立火災保険の満期返戻金は、一時所得として課税対象となる。
解答
3
解説
1.は適切。なお、第三者が保険料を負担していた場合、保険金を受け取った人が第三者から贈与を受けたものとみなされるため、贈与税の課税対象になります。
2.は適切。火災保険の保険金は「損失の補填(=マイナスを減らす)」に該当するため、原則として非課税になります。
3.は不適切。年金払積立傷害保険の給付金(年金)から一定の必要経費を差し引いた額は、雑所得として所得税の課税対象になります。
4.は適切。損害保険の満期返戻金は、生命保険の満期保険金や競馬・競輪などの払戻金などとともに一時所得として所得税の課税対象になります。
FP2級 過去問解説 全問リスト
【試験回別】過去問解説
FP2級 過去問解説