2019年9月試験

FP2級 学科試験 2019年9月 問46(過去問解説)

四択問題

分野:不動産

建築基準法に基づいて下記の土地に耐火建築物である店舗を建築する場合、建築物の延べ面積の限度として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない条件については考慮しないものとする。

資料
  1. 80㎡
  2. 320㎡
  3. 480㎡
  4. 500㎡



解答

3

解説

建築物の敷地が接する前面道路の幅員が12m未満である場合、建築物の容積率の上限は、以下の2つの数値を比較していずれか小さい数値が上限になります。

  • 都市計画で定められた容積率(指定容積率)
  • 前面道路の幅員に一定の数値を乗じたもの

本問の数字を当てはめて考えてみましょう。

  • 都市計画で定められた容積率:500%
  • 前面道路の幅員に一定の数値を乗じたもの:8m×0.6(10分の6)=480%

よって、延べ面積の計算に使う容積率は480%になります。

延べ面積=敷地面積×容積率=10m×10m×480%=480㎡

なお、本試験では建築面積の限度が問われることもあります。

本問の場合、防火地域内にある耐火建築物のため、建ぺい率が緩和(プラス10%)される点がポイントです。参考までに、以下の計算式をご確認ください。

建築面積=敷地面積×建ぺい率=10m×10m×(80%+10%)=90㎡

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