正誤問題
分野:リスク
払済保険は、現在契約している生命保険の以後の保険料の払込みを中止し、その時点での既払込保険料をもとに、元の契約の保険期間を変えずに、元の主契約と同じ種類の保険(または養老保険等)に変更するものである。
解答
×(不適切)
解説
保険料の払込みを中止する場合、その時点での解約返戻金相当額をもとに、「払済保険」または「延長保険」に切り替えることができます。
- 払済保険:保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、元の契約の保険期間を変えずに、元の主契約と同じ種類の保険に変更する→保険金額は元の契約よりも少なくなる。
- 延長保険:保険料の払込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに、元の契約の保険金額を変えずに、元の主契約と同じ種類の保険に変更する→保険期間は元の契約よりも短くなる。
よって、本問は「その時点での既払込保険料をもとに」の部分が誤りで、正しくは「その時点での解約返戻金をもとに」になります。
なお、主契約に付帯されていた特約については、「払済保険」または「延長保険」のどちらに切り替えた場合でも消滅します(※一部例外あり)。
参考・保険料の負担軽減・払込の中止と契約の継続(生命保険文化センター)
田口先生
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