2016年9月試験

FP3級 学科試験 2016年9月 問43(過去問解説)

三択問題

分野:金融

下記の〈為替レート〉によって、円をユーロに換えて、ユーロ建て外貨預金に1万ユーロ預け入れる場合、預入時に必要な円貨の額は【?】である。

為替レート
  1. 121万3,400円
  2. 122万8,400円
  3. 124万3,400円



解答

3

解説

為替レートには「TTS(対顧客電信売相場)」「TTM(仲値)」「TTB(対顧客電信買相場)」の3種類があります。

  • TTS(対顧客電信売相場)とは、「Telegraphic Transfer Selling rate」の略語です。金融機関が顧客に外貨を売って円を買う時に使う為替レートです。
  • TTM(仲値)とは、「Telegraphic Transfer Middle rate」の略語です。TTS・TTBの基準となる為替レートで、TTSとTTBのちょうど中間の値になります。
  • TTB(対顧客電信買相場)とは、「Telegraphic Transfer Buying rate」の略語です。金融機関が顧客から外貨を買って円を売る時に使う為替レートです。

ここで使う「売る」「買う」は、顧客側ではなく金融機関側から見た「売る」「買う」です。逆に考えてしまう方が多いので、間違えないように気をつけましょう。

本問は、問題文に「円をユーロに換えて、ユーロ建て外貨預金に1万ユーロ預け入れる」とあるので、金融機関側からすると顧客から円を買って外貨(ユーロ)を支払うことになります。よって、TTSの為替レートを使って円貨の金額を計算します。

1万ユーロ×@124.34円=124万3,400円

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