FP3級 学科試験 2017年5月 問58（過去問解説）

三択問題

2016年中に開始した相続において、相続人が被相続人の配偶者、実子2人、特別養子縁組以外の縁組による養子2人の計5人である場合、相続税の計算における遺産にかかる基礎控除額は、【？】である。

1. 4,800万円
2. 5,400万円
3. 6,000万円

解答

2

解説

遺産にかかる基礎控除額の計算式は「3,000万円＋600万円×法定相続人の数」です。相続を放棄した人がいる場合は、放棄がなかったものと仮定して法定相続人の数を計算します。

参考・相続税の計算（国税庁）

また、養子がいる場合、被相続人に実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで法定相続人の数に算入することができます。

参考・相続人の中に養子がいるとき（国税庁）

本問の法定相続人は、配偶者・実子2人・養子2人のうちの1人（→実子がいる場合は養子は1人までOK）の計4人です。上記の計算式に当てはめて遺産にかかる基礎控除額を計算しましょう。

基礎控除額＝3,000万円＋600万円×4人＝5,400万円

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