四択問題
分野:ライフ
老齢基礎年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が25年以上ある場合は、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていることとされる。
- 65歳到達時に老齢基礎年金の受給権を有する者が、70歳到達時に老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合、年金の増額率は42%である。
- 付加年金の受給権者が老齢基礎年金の繰上げ支給の請求をした場合、老齢基礎年金の支給は繰り上げられるが、付加年金は繰り上げられずに65歳到達時から支給される。
- 老齢基礎年金の受給権者に振替加算の支給事由が生じた場合は、その事由が生じた月の翌月の老齢基礎年金から振替加算の加算が行われる。
解答
3
解説
1.は適切。老齢基礎年金の受給資格期間の要件を満たしているかどうかは、以下の計算式により判定します。
保険料納付済期間+保険料免除期間+合算対象期間≧25年
2.は適切。繰下げ支給の申請をした場合、繰り下げた月数×0.7%が年金額に加算されます。本問のケースは、65歳から70歳までの5年間(60か月)繰り下げているので、増額率は以下の計算式で求めます。
60か月×0.7%=42%
3.は不適切。付加年金は老齢基礎年金の支給に連動します。よって、老齢基礎年金の繰上げ支給を請求をした場合は、付加年金も繰り上げられて支給されます。
4.は適切。原則として、妻が65歳に達した日の属する月の翌月から振替加算が行われます。
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