四択問題
分野:リスク
保険業法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 保険募集人は、顧客と保険契約を締結する際、原則として、契約概要等の重要事項に加え、保険金の支払条件など顧客が保険加入の判断の参考となる情報の提供を行わなければならない。
- 保険募集人は、顧客と保険契約を締結する際、原則として、顧客の意向を把握し、意向に沿う保険契約を提案し、顧客の意向と当該保険契約の内容が合致していることを顧客が確認する機会の提供を行わなければならない。
- 保険募集人は、顧客と保険契約を締結する際、原則として、契約者または被保険者の要請に応じて、保険料の割引や割戻しを行わなければならない。
- 複数の保険会社の保険商品を販売する代理店(乗合代理店)は、顧客に対し、取扱商品の中から特定の保険会社の商品を推奨販売する場合、原則として、推奨した商品をどのように選別したのか、その理由についても説明しなければならない。
解答
3
解説
1.は適切。保険業法第294条で、本肢のような「情報の提供(情報提供義務)」が定められています。
2.は適切。保険業法第294条の2で、本肢のような「顧客の意向の把握等(意向把握義務)」が定められています。
3.は不適切。保険業法第300条の禁止規定にて「保険契約者又は被保険者に対して、保険料の割引、割戻しその他特別の利益の提供を約し、又は提供する行為をしてはならない」と定められています。
4.は適切。改正保険業法施行規則227条の2第3項4号で、本肢のような「比較推奨規制」が定められています。
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