四択問題
分野:不動産
不動産の投資判断の手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- DCF法は、連続する複数年度に発生する純収益および復帰価格を、その発生時期に応じて現在価値に割り引き、それぞれを合計して対象不動産の収益価格を求める手法である。
- NPV法(正味現在価値法)による投資判断においては、対象不動産から得られる収益の現在価値の合計額が投資額の現在価値の合計額を上回っている場合、その投資は有利であると判定する。
- IRR法(内部収益率法)による投資判断においては、内部収益率が対象不動産に対する投資家の期待収益率を上回っている場合、その投資は有利であると判定する。
- 借入金併用型の不動産投資において、レバレッジ効果が働いて自己資金に対する収益率の向上が期待できるのは、総投下資本に対する収益率が借入金の金利を下回っている場合である。
解答
4
解説
1.は適切。DCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)には、NPV法(正味現在価値法)とIRR法(内部収益率法)の2つの方法があります。
2.は適切。現在価値の合計額(割引現在価値)の数値が大きいほど、有利な投資になります。
3.は適切。内部収益率の数値が大きいほど、有利な投資になります。
4.は不適切。借入金併用型の不動産投資において、レバレッジ効果が働いて自己資金に対する収益率の向上が期待できるのは、総投下資本に対する収益率が借入金の金利を上回っている場合です。
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