2018年5月試験

FP2級 学科試験 2018年5月 問25(過去問解説)

四択問題

分野:金融

株式の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. PERは、株価が1株あたり当期純利益の何倍であるかを示す投資指標である。
  2. PBRは、株価が1株あたり純資産の何倍であるかを示す投資指標であり、これが1倍を下回ると、理論上、株価は解散価値を下回っていることを示す。
  3. ROEは、自己資本に対する当期純利益の割合を示す投資指標であり、これが低いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示す。
  4. 配当性向は、当期純利益に対する年間配当金の割合を示す投資指標であり、これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示す。



解答

3

解説

1.は適切。株価収益率(PER)は、株価が1株あたり純利益(EPS)の何倍になっているかを表す指標です。一般的に、数字が大きいほど割高、小さいほど割安と判断されます。

株価収益率(倍)=株価÷1株あたり純利益

2.は適切。株価純資産倍率(PBR)が1倍を下回るということは、理論上、株式時価総額が会社の解散価値を下回っていることを示します。

株価純資産倍率(倍)=株価÷1株あたり純資産

3.は不適切。自己資本利益率(ROE)は、自己資本に対する当期純利益の割合を示す指標です。これが高いほど、会社が自己資本を活用して効率よく利益を上げていることを示します。

自己資本利益率(%)=当期純利益/自己資本×100

4.は適切。配当性向は、当期純利益に対する年間配当額の割合を示す指標です。これが高いほど、株主への利益の還元率が高いことを示します。

配当性向(%)=配当金総額÷当期純利益×100

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