四択問題
分野:金融
上場投資信託(ETF)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- ETFは、証券取引所の立会時間中、成行注文や指値注文による売買が可能である。
- 証券取引所を通じて行うETFの取引では、信用取引を行うことはできない。
- ETFの分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要がある。
- ETFには、日経平均株価やTOPIXなどの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動するレバレッジ型や、当該指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指数に連動するインバース型がある。
解答
2
解説
ETFは「Exchange Traded Funds」の略語で、特定の指数に連動するように設計・運用されている投資信託です。
1.は適切。全てのETFは金融商品取引所に上場しているため、一般の株式と同じように成行注文や指値注文による売買が可能です。
2.は不適切。上述のとおり、全てのETFは金融商品取引所に上場しているため、現物取引だけでなく信用取引を行うことも可能です。
3.は適切。考え方は株式の配当金と同様です。ETFの分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要があります。
4.は適切。例えば、原指標に連動するETFが10%変動した場合、「レバレッジ型(1.5倍)」は15%(=10%×1.5倍)変動し、「インバース型(1.5倍)」は▲15%(=10%×▲1.5倍)変動します。
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