四択問題
分野:金融
株式の信用取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 証券会社に委託保証金を差し入れて、資金を借りて株式を購入したり、株券を借りて売却したりする取引を信用取引という。
- 信用取引には、返済期限や対象銘柄等が証券取引所等の規則により定められている一般信用取引と、返済期限や対象銘柄等を顧客と証券会社との契約により決定することができる制度信用取引がある。
- 信用取引の委託保証金は、現金で差し入れることが原則であるが、国債や上場株式など一定の有価証券で代用することもできる。
- 信用取引において、委託保証金率が30%である場合、既存の建玉のない状態で300万円の委託保証金を現金で差し入れたときは、約定金額1,000万円まで新規建てをすることができる。
解答
2
解説
1.は適切。信用取引は資金や株式を借りて行う売買取引のため、少ない元手で大きな取引をすることができます。
2.は不適切。説明が逆です。
- 制度信用取引:返済期限や対象銘柄等が証券取引所等の規則により定められている取引
- 一般信用取引:返済期限や対象銘柄等を顧客と証券会社との契約により決定することができる取引
3.は適切。このような有価証券を代用有価証券といいます。なお、代用有価証券の評価額は、日々変動する時価に一定率(代用掛け目)を乗じた価格になります。
4.は適切。計算式は「300万円÷30%=1,000万円」です。
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