四択問題
分野:リスク
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 所得補償保険は、被保険者が保険会社所定の病気により就業不能になった場合には補償の対象となるが、ケガにより就業不能になった場合には補償の対象とならない。
- 先進医療特約で先進医療給付金の支払いの対象とされている先進医療は、療養を受けた時点において厚生労働大臣によって定められたものである。
- 限定告知型の医療保険は、他の契約条件が同一で、限定告知型ではない一般の医療保険と比較した場合、保険料は割高となる。
- がん保険では、被保険者ががんで入院したことにより受け取る入院給付金について、1回の入院での支払日数に制限はない。
解答
1
解説
1.は不適切。所得補償保険は、ケガや病気により就業不能になった場合に被保険者が喪失する収入を補償する保険です。
2.は適切。先進医療特約の対象となる先進医療は、先進医療を受けた時(=給付時)に厚生労働大臣が承認しているものです。
よって、保険契約時に承認されていなかった先進医療でも、先進医療を受ける時までに承認されていれば先進医療特約の対象になります。
逆に、保険契約時に承認されていた先進医療でも、先進医療を受ける時に指定から外れていた場合は先進医療特約の対象になりません。
3.は適切。限定告知型の医療保険は、医師の診査や健康状態の告知を必要とする一般の医療保険に入れなかった方が、特定の告知項目に該当しない場合に入ることができる医療保険です。
限定告知型の医療保険は健康に不安がある方も入ることができる反面、加入者が病気になるリスクが相対的に高いため、他の契約条件が同一の場合、保険料は一般の医療保険よりも割高になります。
4.は適切。ガン保険の入院給付金は、入院初日から日数無制限で支払われます。一般の医療保険の日数制限と混同しないように気をつけましょう。
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