2016年5月試験

FP3級 学科試験 2016年5月 問44(過去問解説)

三択問題

分野:金融

米ドル建て外貨預金10,000ドルを円貨に交換する場合、為替レートがTTS=121円、TTM=120円、TTB=119円のとき、その円貨の額は【?】である。

  1. 1,210,000円
  2. 1,200,000円
  3. 1,190,000円



解答

3

解説

為替レートには「TTS(対顧客電信売相場)」「TTM(仲値)」「TTB(対顧客電信買相場)」の3種類があります。

  • TTS(対顧客電信売相場)とは、「Telegraphic Transfer Selling rate」の略語です。金融機関が顧客に外貨を売って円を買う時に使う為替レートです。
  • TTM(仲値)とは、「Telegraphic Transfer Middle rate」の略語です。TTS・TTBの基準となる為替レートで、TTSとTTBのちょうど中間の値になります。
  • TTB(対顧客電信買相場)とは、「Telegraphic Transfer Buying rate」の略語です。金融機関が顧客から外貨を買って円を売る時に使う為替レートです。

ここで使う「売る」「買う」は、顧客側ではなく金融機関側から見た「売る」「買う」です。逆に考えてしまう方が多いので、間違えないように気をつけましょう。

本問は、問題文に「米ドル建て外貨預金10,000ドルを円貨に交換する」とあるので、金融機関側からすると顧客から外貨を買って円を支払うことになります。よって、TTBの為替レートを使って円貨の金額を計算します。

10,000ドル×@119円=1,190,000円

FP3級 過去問解説 全問リスト

【試験回別】過去問解説
FP3級 過去問解説

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です