2018年1月試験

【過去問解説】FP3級 学科試験 2018年1月 問48(退職所得)

三択問題

分野:タックス

給与所得者が、25年間勤務した会社を定年退職し、退職金2,500万円の支払を受けた。この場合、所得税の退職所得の金額を計算する際の退職所得控除額は、【?】となる。なお、障害者になったことにより退職したものではない。

  1. 800万円+{70万円×(25年-20年)}×1/2=975万円
  2. 700万円+70万円×(25年-20年)=1,050万円
  3. 800万円+70万円×(25年-20年)=1,150万円



解答

3

解説

退職所得として課税される金額は、収入金額から退職所得控除額を差し引いた残額の半分(2分の1)になります。

退職所得=(収入金額-退職所得控除額)×2分の1

上記の退職所得控除額は、勤続年数が「20年以下」の場合と「20年超」の場合で計算式が異なります。なお、勤続年数の1年未満の端数が生じる場合は1年に切り上げて計算します。

  • 20年以下:40万円×勤続年数
  • 20年:40万円×20年=800万円
  • 20年超:800万円+70万円×(勤続年数-20年)

よって、25年間勤務した会社を定年退職した給与所得者の所得税における退職所得の金額を計算するさいの退職所得控除額は、800万円+70万円×(25年-20年)=1,150万円です。

退職所得:(2,500万円-1,150万円)×2分の1=675万円

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