2019年5月試験

FP3級 学科試験 2019年5月 問11(過去問解説)

正誤問題

分野:金融

日本銀行の公開市場操作による買いオペレーションは、市中の資金量を増加させ、金利の低下を促す効果がある。




解答

○(適切)

解説

日本銀行の金融政策の1つである公開市場操作には、「売りオペレーション」と「買いオペレーション」の2つがあります。

  • 売りオペレーション(通称・売りオペ):日本銀行が保有する有価証券等を金融機関に売却することにより、市中に出回る資金の量を減らす(→金利は上昇する)
  • 買いオペレーション(通称・買いオペ):金融機関が保有する有価証券等を日本銀行が購入することにより、市中に出回る資金の量を増やす(→金利は下落する)

買いオペレーションが実施されると、金融機関が保有する有価証券等を日本銀行が購入する形になるため、有価証券等の対価として支払われた資金が(金融機関を通して)市中に投入されます。

よって、買いオペレーションには市中の資金量を増加させ、金利の低下を促す効果があります。

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