2019年1月試験

【過去問解説】FP3級 学科試験 2019年1月 問44(投資信託)

三択問題

分野:金融

追加型株式投資信託を基準価額1万2,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口あたり400円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万1,700円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は【 ① 】であり、元本払戻金(特別分配金)は【 ② 】である。

  1. ①100円 ・ ②300円
  2. ①300円 ・ ②100円
  3. ①400円 ・ ②300円



解答

1

解説

収益分配金は、収益として課税される「普通分配金(値上がり益)」と、元本の払い戻しとして非課税となる「元本払戻金(特別分配金)」の2つに分けることができます。

  • 普通分配金(値上がり益):利益の分配→課税対象
  • 元本払戻金(特別分配金):元本の払い戻し→非課税

本問の場合、問題文の「1万口あたり400円の収益分配金が支払われ」と「分配落ち後の基準価額が1万1,700円となった」から、分配落ち前の基準価額が12,100円(=11,700円+400円)であることが分かります。

よって、「分配落ち前の基準価額」と「購入額」との差額100円を普通分配金として処理し、「購入額」と「分配落ち後の基準価額」との差額300円を元本払戻金(特別分配金)として処理します。

12,100円-12,000円=100円(普通分配金)

12,000円-11,700円=300円(元本払戻金)

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