分野:金融
三択問題
追加型株式投資信託を基準価額1万800円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口あたり300円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万600円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は【 ① 】であり、元本払戻金(特別分配金)は【 ② 】となる。
- ①100円 ・ ②200円
- ①200円 ・ ②100円
- ①300円 ・ ②0円
解答
1
解説
収益分配金は、収益として課税される「普通分配金(値上がり益)」と、元本の払い戻しとして非課税となる「元本払戻金(特別分配金)」の2つに分けることができます。
参考・普通分配金と特別分配金ってなぁに?(三菱UFJ国際投信)
本問の場合、問題文の「最初の決算時に1万口あたり300円の収益分配金が支払われ」と「分配落ち後の基準価額が1万600円となった」から、分配落ち前の基準価額が10,900円(=10,600円+300円)であることが分かります。
よって、「分配落ち前の基準価額」と「購入額」との差額100円を普通分配金として処理し、「購入額」と「分配落ち後の基準価額」との差額300円を特別分配金として処理します。
10,900円-10,800円=100円(普通分配金)
10,800円-10,600円=200円(元本払戻金)

本問は、2016年9月試験の第41問や2017年1月試験の第42問、2017年5月試験の第42問、2019年1月試験の第44問とほとんど同じ問題です!