三択問題
分野:相続
死亡したAさんが所有していた上場株式Xを相続により取得した場合の1株当たりの相続税評価額は、下記の〈資料〉によれば、【?】である。
- 540円
- 600円
- 620円
解答
1
解説
設問の【?】には「540円」が入ります。
相続税や贈与税を計算する際、上場株式の評価額は、以下の4つの価格を比較し、「最も低い金額」を採用してよいというルールになっています。
- 課税時期の最終価格
- 課税時期の月の毎日の最終価格の平均額
- 課税時期の月の前月の毎日の最終価格の平均額
- 課税時期の月の前々月の毎日の最終価格の平均額
これを本問にあてはめてみましょう。
- 課税時期の最終価格:600円
- 課税時期の月の毎日の最終価格の平均額:620円
- 課税時期の月の前月の毎日の最終価格の平均額:600円
- 課税時期の月の前々月の毎日の最終価格の平均額:540円
本問の場合、課税時期の月の前々月の毎日の最終価格の平均額が最も低い金額になるため、540円が相続税評価額になります。
田口先生
なぜ「最も低い金額」を選べるのでしょうか。株式市場は日々変動するため、たまたま死亡した日に株価が高騰していた場合、残された遺族に過大な相続税の負担がかかってしまうおそれがあります。そのため、「亡くなった月・前月・前々月の平均額とも比べて、一番安い金額で税金を計算してあげよう」という、納税者に有利な配慮がなされています。
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