正誤問題
分野:金融
日本銀行の公開市場操作における売りオペレーションには、市中の資金量を増加させ、金利の低下を促す効果がある。
解答
✕(不適切)
解説
本問の内容は、不適切(✕)です。
日本銀行が行う金融政策の代表格である「公開市場操作(オペレーション)」には、市場に出回る資金量を調整するための「売りオペ」と「買いオペ」の2種類があります。
本問で問われている売りオペレーション(売りオペ)は、日本銀行が保有している国債などの有価証券を、民間の金融機関に「売る」ことです。
日本銀行が証券を渡し、金融機関からその代金を吸い上げるため、市中の資金量(お金の量)は減少します。世の中のお金が少なくなりお金が借りにくくなるため、結果として金利は上昇します。
設問の「市中の資金量を増加させ、金利の低下を促す」という記述は、売りオペレーションではなく買いオペレーションの効果を説明したものであるため誤りとなります。
- 売りオペレーション(通称・売りオペ):日本銀行が保有する有価証券等を金融機関に売却することにより、市中に出回る資金の量を減らす(→金利は上昇する)
- 買いオペレーション(通称・買いオペ):金融機関が保有する有価証券等を日本銀行が購入することにより、市中に出回る資金の量を増やす(→金利は下落する)
田口先生
解答に迷ったときは、主語を日銀にしてお金の流れをイメージしてみましょう。
日銀が証券を売るということは、お店で物を売るのと同じで、日銀がお客さん(民間の金融機関)から代金を回収しますよね。つまり、世の中からお金が吸い上げられて少なくなるから、お金を借りるハードルが上がって金利も上昇する、というロジックです。
日銀が証券を売るということは、お店で物を売るのと同じで、日銀がお客さん(民間の金融機関)から代金を回収しますよね。つまり、世の中からお金が吸い上げられて少なくなるから、お金を借りるハードルが上がって金利も上昇する、というロジックです。
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