四択問題
分野:ライフ
ライフプランの作成の際に活用される各種係数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 現在保有する資金を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、現在保有する資金の額に乗じる係数は、現価係数である。
- 毎年一定の積立額を一定期間、一定の利率で複利運用した場合の一定期間経過後の元利合計額を試算する際、毎年の積立額に乗じる係数は、年金現価係数である。
- 一定の利率で複利運用しながら一定期間経過後に目標とする額を得るために必要な毎年一定の積立額を試算する際、目標とする額に乗じる係数は、減債基金係数である。
- 一定の利率で複利運用しながら一定期間、毎年一定金額を受け取るために必要な元本を試算する際、毎年受け取りたい金額に乗じる係数は、資本回収係数である。
解答
3
解説
本問は、将来の資金計画や老後資金の取り崩しなど、ライフプランの作成において不可欠となる「6つの係数」の正しい使い分けを問う問題です。
6つの係数
- 終価係数:現時点の一定金額を複利で運用した場合の、一定期間経過後の金額を求めるさいに使う係数
- 現価係数:一定期間経過後に一定金額に達するために必要な元本を求めるさいに使う係数
- 年金終価係数:一定の利率で複利運用しながら、毎年一定金額を積み立てた場合の一定期間経過後の金額を求めるさいに使う係数
- 年金現価係数:一定期間にわたって一定金額を受け取るために必要な現時点の金額を求めるさいに使う係数
- 減債基金係数:一定期間経過後に一定金額を用意するために必要な毎年の積立額を求めるさいに使う係数
- 資本回収係数:現時点の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を求めるさいに使う係数
- ✕(不適切):「現価係数である」という点が誤りです。正しくは「終価係数である」です。
現在手元にある資金を、一定の利率で複利運用しながら放置した場合、将来いくらになるかを計算するためには「終価係数」を用います。一方、現価係数はその逆で、将来の目標額に到達するためには、現在手元にいくらの元本が必要かを逆算するさいに用いる係数です。 - ✕(不適切):「年金現価係数である」という点が誤りです。正しくは「年金終価係数である」です。
毎年コツコツと一定額を積み立てながら複利運用した場合に、将来いくら貯まるかを計算するためには「年金終価係数」を用います。係数の名前に含まれる「年金」という言葉には、「毎年一定額」という意味が込められています。一方で年金現価係数は、将来、毎年一定額を受け取るためには、現在いくらの元本が必要かを計算するさいに用いる係数です。 - 〇(適切):記述の通りです。将来の目標額(例えば、10年後に1,000万円)が決まっており、その目標に向けて一定の利率で運用しながら、毎年いくら積み立てればよいかを逆算して求めるためには「減債基金係数」を用います。住宅の修繕積立金や、子供の将来の学費の積立額など、未来のゴールから逆算して毎年の負担額を割り出すさいによく使われる係数です。
- ✕(不適切):「資本回収係数である」という点が誤りです。正しくは「年金現価係数である」です。
毎年一定額を受け取りたい場合において、そのためのスタート地点の元本を求めるためには「年金現価係数」を用います。一方、資本回収係数はその逆で、すでにまとまった元本がある状態から、毎年いくらずつ受け取れるか、あるいは、住宅ローンを毎年いくら返済していくかを計算するさいに用いる係数です。
田口先生
資金計画を立てるさいに使う6つの係数(終価係数・現価係数・年金終価係数・年金現価係数・減債基金係数・資本回収係数)は、FP2級の学科試験で何度も繰り返し出題されています。各定義を完ぺきに使いこなせるように準備しておきましょう。
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