四択問題
分野:リスク
生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
- 養老保険では、保険金の支払事由が発生せずに保険期間満了を迎えた場合、死亡・高度障害保険金と同額の満期保険金を受け取ることができる。
- こども保険(学資保険)では、契約者(=保険料負担者)が死亡した場合、あらかじめ指定された受取人に既払込保険料相当額の死亡給付金が支払われる。
- 変額保険(終身型)では、契約時に定められた保険金額(基本保険金額)は保証されておらず、運用実績によっては、死亡保険金額が基本保険金額を下回る。
- 終身保険の1回当たりの保険料は、他の契約条件が同一であれば、保険料払込期間が有期払込みであるほうが、終身払込みであるよりも低くなる。
解答
1
解説
本問は、個人の生活設計において中核となる生命保険商品のうち、養老保険・こども保険(学資保険)・変額保険・終身保険のそれぞれの基本的な商品性や特徴を問う問題です。
- 〇(適切):記述の通りです。養老保険は、生死混合保険の代表的な商品です。保険期間中に被保険者が死亡または高度障害状態となった場合には「死亡保険金」または「高度障害保険金」が支払われ、何事もなく無事に保険期間満了を迎えた場合には、死亡保険金等と同額の「満期保険金」を受け取ることができます。万一の保障機能と、将来に向けた貯蓄機能の両方を兼ね備えているのが最大の特徴です。
- ✕(不適切):「あらかじめ指定された受取人に既払込保険料相当額の死亡給付金が支払われる」という点が誤りです。正しくは「以後の保険料の払込みが免除され、契約はそのまま継続して予定通り学資金等を受け取ることができる」です。
こども保険(学資保険)は、子どもの教育資金を確保することを目的とした商品です。契約者(主に親)が死亡した場合、以降の保険料の払込みは免除されますが、契約自体は有効に存続するため、子どもが所定の年齢に達したさいなど、当初予定されていた時期に進学祝金や満期学資金の満額を受け取ることができます。 - ✕(不適切):「運用実績によっては、死亡保険金額が基本保険金額を下回る」という点が誤りです。正しくは「運用実績にかかわらず、死亡保険金額には基本保険金額が最低保証されているため、下回ることはない」です。
変額保険(終身型)は、保険料の運用を株式や債券などの特別勘定で行い、その運用実績によって保険金や解約返戻金が変動する商品です。ただし、死亡保険金および高度障害保険金については、運用実績がどれほど悪化しても、契約時に定めた基本保険金額が最低保証されているため、これを下回ることはありません。 - ✕(不適切):「保険料払込期間が有期払込みであるほうが、終身払込みであるよりも低くなる」という点が誤りです。正しくは「保険料払込期間が有期払込みであるほうが、終身払込みであるよりも高くなる」です。
終身保険の保険料払込期間には、一生涯保険料を払い続ける「終身払込み」と、60歳や65歳など一定期間で払込みを終える「有期払込み」があります。保険金額などの他の契約条件が同一であれば、生涯にわたって払い続ける終身払込みよりも、短い期間で保険料を払い終える有期払込みの方が、1回当たりに支払う保険料の金額は高くなります。
田口先生
肢③の解説のとおり、変額保険において死亡保険金には最低保証が設けられていますが、中途解約時に受け取る解約返戻金には最低保証が設けられていません。
これは、遺族の生活保障を担う死亡保険金が手厚く保護されているのに対し、解約返戻金はあくまで運用途中の清算金として扱われるためです。投資リスクは契約者自身が負う原則が、解約返戻金の金額にはそのまま反映されています。
これは、遺族の生活保障を担う死亡保険金が手厚く保護されているのに対し、解約返戻金はあくまで運用途中の清算金として扱われるためです。投資リスクは契約者自身が負う原則が、解約返戻金の金額にはそのまま反映されています。
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