2024年5月公表分

【試験問題解説】FP3級 学科試験 2024年5月公表 問25(土地の有効活用)

正誤問題

分野:不動産

土地の有効活用において、一般に、土地所有者が土地の全部または一部を拠出し、デベロッパーが建設資金を負担してマンション等を建設し、それぞれの出資割合に応じて土地・建物に係る権利を取得する方式を、建設協力金方式という。




解答

×(不適切)

解説

本問の内容は、不適切(✕)です。

具体的には、設問の記述は「建設協力金方式」ではなく「等価交換方式」の説明であるため、不適切(誤り)です。

土地の有効活用において、それぞれの方式の特徴、特に「誰が建設資金を負担するのか」と「完成後の土地・建物の所有名義はどうなるのか」はFP3級の学科試験で頻出です。それぞれの違いを正確に押さえておきましょう。

  • 等価交換方式:土地所有者が土地を、デベロッパーが建設資金を出資して建物を建設し、完成後にそれぞれの出資割合に応じて土地と建物の権利(所有権)を取得(共有)する方式です。土地所有者は資金負担なしで建物を取得できます。
  • 建設協力金方式:その土地に建つ建物に入居を予定しているテナント(コンビニエンスストアやスーパーなど)から建設資金を借り受けて建物を建設する方式です。完成後の土地・建物の所有名義は、いずれも土地所有者(本人)のままとなります。
土地の有効活用
土地の所有名義
(有効活用後)
建物の所有名義 事業推進主体 建設資金の
本人負担
事業受託方式 本人 本人 デベロッパー あり
建設協力金方式 本人 本人 本人 なし
等価交換方式 本人
デベロッパー
本人
デベロッパー
デベロッパー なし
定期借地権方式 本人 借地権者
(借地人)
デベロッパー なし
田口先生1
田口先生
土地の有効活用の問題では、上記の表にまとめた4つの方式の名称と内容を入れ替えて出題されるのが定番です。文章を丸暗記するのではなく、「自分のお金を持ち出す必要があるか」「最終的に自分だけの名義になるか」という2つの視点を持って整理しておくと、本番で迷わずに正誤を判断できるようになります。

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